中国のEV(電気自動車)最大手の比亜迪(BYD)は6月27日、中央アジアのウズベキスタンに建設した乗用車工場が量産体制に入り、現地で組み立てたPHV(プラグインハイブリッド車)の第1号車がラインオフしたと発表した。
ウズベキスタン工場は、BYDが海外で建設・稼働させた初の乗用車工場だ。同社はタイ、ブラジル、ハンガリーなどでも乗用車工場を建設しているが、すでに稼働中なのはハンガリーのバス工場だけだった。
2車種のPHVを現地生産
BYDはウズベキスタンでの現地生産計画を2022年12月に発表。同国の国有自動車メーカー、ウズオート・モーターズと合弁企業を設立し、ウズベキスタン・ジザフ州に年間生産能力5万台の工場を建設した。
今回量産を開始したのは、SUVタイプのPHV「宋PLUS DM-i 冠軍版」だ。近い将来にはセダンタイプのPHV「駆逐艦05 DM-i 冠軍版」も生産する計画で、主に中央アジア地域の需要に応えていく。
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