英スーパー最大手・テスコが日本撤退、気になる店舗の売り先
一方で国内勢は、「店舗も狭くきめ細かな品ぞろえは不可能」(川野清巳・ヤオコー社長)、「生鮮コンビニでは広すぎる店舗もある」(大手コンビニ幹部)と、その中途半端な規模に慎重な構えを崩さない。
唯一、芽があるとすれば、イオンか。05年には仏カルフールから日本の店舗を買収。それでも都心の店舗数ではイトーヨーカ堂に水をあけられている。「戦略的小型店事業部が検討する可能性はある」(村井正平・イオンリテール社長)。丸ごとでなく優良店のみ買う選択肢も残る。
国際流通企業のテスコも、得意の大型スーパーを日本市場では展開できなかったが、その行く先には業界中の注目が集まりそうだ。
(週刊東洋経済2011年9月17日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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