「5万円から1億円作る」銘柄選びの"地道な王道" 「インフレ時」こそ、株式投資を始める絶好機
投資で資産を増やすにも、目的と目標が欲しいところです。ただ、お金を積み上げたいというのであれば、それは守銭奴かもしれません。
いや、私はこれを否定するつもりはありません。お金を貯めることが自己実現の手段で、満足な人生を送ることができれば、それはそれでいいでしょう。
ただ、できればお金を無駄なく使い、楽しい人生を送るには、しっかりした目標、計画が欲しいところです。
本稿では1億円の目標額を念頭に置いて話を進めていきますが、それぞれご自身のライフスタイルに合わせて、2億円でも5000万円でも設定を変えていただければと思います。
「インフレ時」こそ、株式投資を始める好機
2024年、物価の上昇が続いています。本格的なインフレの時代が到来する予感もあります。一般的に、インフレの時代には株式投資は強いといわれています。インフレとなれば、多くの企業が業績を伸ばしがちだからです。
しかし、インフレになれば利上げが行なわれるのでは、という指摘もあるでしょう。利上げは株価にとってマイナスだからです。しかし、そのマイナスを埋め合わせてなお、株式投資は有利なのです。利上げが行なわれれば一時的に、株価にマイナスに働くこともあるでしょうが、株式市場はまた成長路線に戻るものです。
インフレのシグナルとして消費者物価指数がありますが、過去の消費者物価指数と日経平均のグラフを見てみると、驚くほど相似性があることに気がつくはずです(下の図参照)。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
まさにインフレに入ろうとしているこの時、株式投資を本格的にスタートさせる良い機会かもしれません。
業種や企業によって、インフレに強い銘柄、インフレに弱い銘柄に分かれます。
インフレに強い銘柄といえば、資源関連株が真っ先に思いつきます。逆にインフレに弱い銘柄としては、金利上昇を前提に有利子負債が大きい企業といえるでしょうか。あるいは、原材料価格上昇分を価格転嫁しにくい、「電機」「人材派遣」といった企業もインフレに弱いかもしれません。
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