「メラビアンの法則」をご存じだろうか。
人と人がコミュニケーションを取る際、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で相手に伝わるという、心理学上の法則だ。視覚情報と聴覚情報を占める割合が圧倒的に多いので、「初めまして」という言語情報は、明るい声(聴覚情報)と笑顔(視覚情報)で伝えることが大切なのだ。
また、前出のさとるのように、「写真と印象が違いますね」などと、写真と本人のギャップを告げるのは御法度。
お見合い写真は、プロのカメラマンがきれいに撮り、修正をかけていることも多いので、実物が写真よりも劣るのはよくあること。言葉に出して言われた相手は、いい気持ちがしない。
「何人と会いましたか?」は×
2.婚活歴、婚活状況は話さない、聞かない
「どのくらい婚活しているんですか?」「何人と会いましたか?」「今、仮交際している人はいますか?」「真剣交際に入った人はいましたか?」など、相手の婚活歴を聞くのは、マナー違反だ。
また、さとるのように「(今は仮交際期間中だから)たくさんの人に会って、そこから結婚相手を決めたい」というように、自分の婚活状況を話すことも、相手にマイナスな印象を与える。
3.過去に会った相手の悪口を言わない
「以前お見合いした人(お付き合いした人)で、こんな最悪な人がいました」などと、過去の相手の悪口をお見合いの席で言うのもタブー。
また、再婚者だった場合、相手は、“なぜ離婚したのか”その理由が気になるところだが、別れた相手のことをひどくけなすのもよくない。夫婦が離婚に至るのは、どちらにも原因があるわけで、相手の非ばかり責め立てるのは、聞いているほうは気持ちがよくない。
さらに、死別だった場合、死んだパートナーを美化して話すと、未練があるように思われてしまう。
4.家族をほめる、けなす
お見合いの席で家族の話が出たら、それを話すのは自然な流れなのだが、このとき「家族とは仲がよくない」「両親の愛情を感じたことはない」などと、家族を悪く言うことは避けたほうがいい。
結婚は、入籍をすれば相手の家族ともつながることになる。家族との関係がうまくいっていないことを聞かされたら、相手は不安になるだけだ。
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