インテリアになる「賢いキッチン家電」がある幸せ 暮らしの質が格段に上がる「デザインと機能性」

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奥行42cmと薄型で、水平垂直を基調としたシンプルなフォルム。放熱機構を本体下部に設けているため壁にピタリと付けて設置できるだけでなく、物を置くのにちょうどいい75cmという絶妙な高さに設計されており、まさに「冷える家具」といった設えです。

Chiiil(モスとダークグレー)
日立グローバルライフソリューションズ「Chiiil」6万9600円(税込み)/ベーシックカラー:ホワイト、ノルディック、ダークグレー/カスタムカラー(受注生産品):グレージュ、トープ、グラファイト、オーク、モス、ブリック、ウェンジ
写真は、木の素材ともマッチするモス(左)、スタイリッシュなダークグレー(右)(写真:日立グローバルライフソリューションズ提供)

本体カラーは、ライフスタイルストア 「アクタス」とのコラボレーションによる、インテリアとの相性を考えた10色展開。トレンドでもあるニュアンスカラーを中心としたバリエーションのため、部屋の雰囲気に合わせて選べます。

ドア表面も落ち着いたマットな質感で仕上げているため空間に溶け込みやすく、コーディネートしやすいでしょう。また、左右に並べるだけでなく、上下に積んでも使える仕様になっているので、同色はもちろんバイカラーでインテリアのアクセントにするという手も。どこにどんなふうに置こうか楽しくなるデザインになっています。

ダイニングの食卓から手の届きやすいところに置いて、ドレッシングなどテーブルで使う調味料や牛乳などの飲み物を入れるのはもちろん、ベッドルームならミネラルウォーターや野菜ジュース、栄養ドリンクなどを入れたくなります。

リビングのソファーのそばに置いてお酒やアイスコーヒー、おつまみを入れておくのもいいですし、2つ並べればまるでバーカウンターのような趣にも。扉の向きを変えられるので、左右に並べた場合は観音開きにできます。

容積73リットルの庫内も一般的な冷蔵庫のような白ではなく、ダークグレーが採用されており、扉を開けるとLEDのやさしい明かりでほんのりと照らされた食品が美しく映えます。

家電とインテリアの境界線は曖昧に

2024年5月中旬には、このChiiilとカリモクの家具を融合させたコンセプト展覧会が「Karimoku Commons Tokyo」にて開催されました。こちらは商品化も目指すようで、今後の展開も楽しみです。

Chiiilとカリモクのプロトタイプ
Chiiilとカリモクの家具を融合させたプロトタイプ(写真:日立グローバルライフソリューションズ提供)

ライフスタイルや好みの多様化を踏まえたキッチン家電が増え、それぞれの暮らしに合わせたセレクトができるようになったことは喜ばしいことだと思います。今後はさらに、家電とインテリアの境界線は曖昧になり、キッチン家電も多様化して、よりニッチなものやコンパクトなもの、美しいデザインのものが登場するに違いありません。

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神原 サリー 家電ライフスタイルプロデューサー

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かみはら さりー / Sally Kamihara

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブ、動画配信などさまざまなメディアで情報発信中。デザインへの思いも強く、家電を「感動ベース」で語れる担い手として、その独自の視点にメーカーの開発者やマーケティング担当者のファンも多い。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。ポータブル電源とポータブルソーラーパネルを使った“ベランダ発電&電気のちょこっと貯金”のエバンジェリストでもある。

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