米国の陰謀論集団「Qアノン」の台頭から、2021年1月6日に起きたドナルド・トランプ前米大統領の支持者による米連邦議会議事堂襲撃事件までを読み解くドキュメンタリー。インターネットの暗黒面をあおりかねない内容ともいえるが、どのような過程を経て、世界中で陰謀論が増幅していったのかを論理的かつ視覚的に伝えることに成功した作品だ。
巨大な「負」の誕生過程を描く
事の発端から興味をそそられる。時はさかのぼり、00年代初めごろの日本を映し出す。日本独自の技術革新が生まれていたその当時、「X世代(60年代半ば〜80年ごろ生まれ)にとって、日本はクールなものが作られる場所だった」と東京在住の米国人翻訳家で日本文化に精通するアルト氏が語る。
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