「1人4万円の定額減税」いつ、いくら減税される? 会社員と自営業者で違う? 住宅ローンへの影響は?

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ただし来年度についてはこの適用がなくなるようです。仮に来年にも定額減税が行われる場合には、定額減税「後」の住民税額をもとにふるさと納税の減税上限額が決まり、ふるさと納税での減税額が少なくなる可能性も考えられます。

定額減税は今年限り?

なお、今回の定額減税は物価高騰対策として、現時点では今年限りの措置とされています。しかし、「物価上昇を上回る所得の向上が実現するまでの間、国民の可処分所得を下支えするためのもの(自民党)」であり、来年以降の実施については政府与党内でも意見が分かれているようです。

一時的にでも税負担が軽減されるのはありがたいことですが、勢いの止まらない物価高、補助金の終了によって今月利用分(7月請求分)からの値上げが確実視されている電気代など、家計への負担は増すばかりです。

減税が今回限りであれば、生活向上の特効薬になる期待は薄いと言わざるをえません。今後の動向を注視しながら、減税以外の支援策も含め少しでも家計が底上げされていくことを願います。

加藤 梨里 FP、マネーステップオフィス代表取締役

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かとう りり / Riri Kato

保険会社、信託銀行などを経て2014年にファイナンシャルプランナーとして独立開業。家計相談、セミナーや雑誌・ウェブサイトでの執筆を中心に活動。慶應義塾大学SFC研究所上席所員として、健康増進とライフプランの関係をテーマに研究活動も行っている。https://moneystep.co

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