最強のひとり旅"適齢期"、旅を楽しむ7つの秘訣 何歳になっても新しい刺激が自分を活性化
初日からくじけそうになった久しぶりのひとり旅。気持ちが切り替わったのは、翌朝のことでした。
「朝6時に清水寺までランニングしてみたんです。地元の人々の姿や、観光では出会わない光景を目にしながら清水の舞台に到着。貸し切り状態で美しい景色を眺めていたら、解放感で満たされてきて。今日一日することを私が全部好きに決めていいんだ、という気持ちになりました。
ふだんは仕事や家事で自分の時間がなかなかとれないけれど、旅先では120%私の時間。夫や友人との旅行ももちろん好きですが、自分のペースでまわったり、お店の人と1対1で会話をしたり。ひとり旅だからこそできる発見がありました」
50代という年齢は、「自分のことをわかっている気になって、“初めての経験”が減っていく」と話す山脇さん。
似合う服も髪型もメイクも自分のなかでなんとなく決まってしまい、新しいことを始めるにはおっくうになりがちです。そんななか、山脇さんはひとり旅をすることで、思いも寄らない“初めて”をたくさん体験することになりました。
「大げさだと笑われてしまいそうですが、ひとり旅が終わると、『私にもできた!』という達成感があるのもいいんですよね。
50代は自分のことは自分でケアできるし、お金の使い方もわかっている年齢。簡単に恋に落ちることもないですし(笑)、物事の分別もつく。最高のひとり旅の適齢期だと思っています」
自分らしく旅を楽しむ7つの秘訣
1:旅の目的は1~2個あれば十分
「あれこれ詰めこんだ旅も楽しいですが、旅の目的は1〜2個あれば十分。お気に入りの美術館や、行ってみたい店、食べたいものなど、それだけで旅先を決めてもいいと思います。
私はふだんから雑誌やSNSで見て気になった場所を地図アプリ“グーグルマップ”に保存して、行きたい場所リストを作っています」
2:自由気ままに歩く
「ひとり旅は自由に寄り道しながら気ままに歩けるのがいいところ。街を歩くことで、ぐっと感動が深まります。
行き先やルートを誰かと相談する必要もなく、自分のペースで歩けるのもひとり旅のよさ。私は徒歩で移動できるか、公共交通機関でまわれる場所を旅先に選ぶことがほとんどです」
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