各ボックスは、左サイド部のサイズが長さ1350mm×幅480mm×高さ450mmで、容量270L。リアバンパー部のサイズは、長さ1870mm×幅530mm×高さ360mmで、容量290Lだ。いずれも、かなり大型で、深さ(高さ)も十分あるため、キャンプ用品をはじめ、アウトドアスポーツなどのアイテム、汚れ物など、さまざまな荷物を積載できる。とくに、より大型になっているリアバンパー部のボックスは、スキー板などの長尺物も収納可能だ。
余談だが、今回のショーでは、このモデルのお披露目会、いわゆるアンヴェール式も開催された。式では、各収納ボックス内に、忍者の衣装を着た2名の同社スタッフが潜んでいて、ボックスを引き出すと飛び出し、チャンバラを行うといったアトラクションも披露。会場をわかせるとともに、「大人も入ることができる」ほどの大容量であることをアピールしていた。
キャブコンならではの充実した室内空間
一方の室内。このモデルの出入り口は、一般的なモデルがキャビン部の前方に設定するのに対し、車体左の後方にあるリアエントランス式だ。ドアを開けてステップを上ると、迫力ある外観の雰囲気と違い、明るく落ち着いたインテリアが目に入る。
入ってすぐの場所には、シンクとコンロがセットになったキッチンを設置。キッチン下に備え付けられた家具には、2つの引き出し式と扉付きの収納スペースもあり、上部には戸棚や換気扇も装備する。その隣にはバスルームをレイアウト。カセット式トイレとシャンプードレッサーを設置する。また、さらにその横には、クローゼットや90Lの大型冷蔵庫も備えるなど、高い利便性を確保している。
室内の後方から前方に広がるリビングエリアには、L字型ソファとテーブル、2人掛けシートをセット。リアエントランス式のため、一般的モデルのようにリビングに入り口がないぶん、スペースはより広い印象だ。また、テーブルを取りはずし、マットを敷き詰めればフルフラットのベッドスペースに。就寝時だけでなく、座敷スタイルのリビングとしての活用も可能だ。
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