クックパッド、決算資料からポエムが消えた哀愁 続く業績下降のなか、資料も65%ものカロリーオフ?

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楽天はがんばっていると私は思う。グループ全体で努力している。しかし、私がつい笑ってしまったのは楽天の「決算ハイライト」だ。

“■モバイル”という箇所にこうある。なお、太字やアンダーラインは私によるものではなく、楽天によるものだ。

コスト構造の見直しや契約者数の増加などを理由に、Non-GAAP営業損失は前年比1,417億円の大幅改善となる3,375億円、Non-GAAP EBITDAは前年比1,599億円の大幅改善となる1,791億円の赤字。>

楽天モバイル単体における2023年度の売上収益は2,249億円(前年比17.7%増)で増収。Non-GAAP営業損失は前年比1,368億円の改善となる3,225億円。>
(画像:楽天グループ株式会社公式ホームページ「決算ハイライト」ページより)

おそらく、普通に読んでいたら、前者は“赤字”であることに気づかず、後者も“損失”であることに気づかないと思う。

決算プレゼン資料はもはや「令和の楽天文法」

同時に決算プレゼンテーション資料は凄い。一読をおすすめしたい。

●連結売上収益の上昇、27期連続増収の達成

●マーケティング効率、オペレーション効率の上昇

●主要KPIの達成

などが列記される。

(画像:楽天グループ決算プレゼンテーション資料より)
次ページ絶好調としか思えないが…
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