フリード+/アルヴェル/ランクル70車中泊最前線 キャンピングカーより手軽、ベッドキット事情

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ベッドマット下には、荷物の収納スペースも用意し、アウトドア用品などを気兼ねなく置けるように専用のフロアパネルも設置する。3分割式のパネルは、荷物の大きさや種類などに応じ、さまざまなアレンジが可能だ。

ベッドマットに下には十分な収納スペースも確保
ベッドマットの下には十分な収納スペースも確保(筆者撮影)

ほかにも、リアゲートのウインドウには、「SEIKO ELECTRIC調光フィルムSILF」を施工する。これは、日産・セレナなどにも採用されているウインドウガラスの遮蔽(しゃへい)システムだ。リモコンのオン・オフで、簡単に透過と遮蔽を切り替えることを可能とする。通常の走行時は透過モードとし後方視界を確保、就寝時など室内のプライバシーを守りたい場合は遮蔽モードにするといったことが手軽にできる。

なお、ベッドシステムなどの価格は未発表(2024年1月12日現在)。2024年度中の発売に向けて現在開発中だ。

トイファクトリーのトヨタ「ランクル70」車中泊キット

トイファクトリーが展示していたランドクルーザー70
トイファクトリーのベッドキットを装着したランドクルーザー70(筆者撮影)

本格的4WD車として長年人気を誇るトヨタ「ランドクルーザー70」が、2023年11月に復刻販売され話題となっているが、トイファクトリー(岐阜県可児市)では、その専用のベッドキットを出品。オフロード車のカスタマイズを手がける「ジャオス(群馬県北群馬郡)」が開発したオリジナル外装などを備えるデモカーに装着した新作を発表した。

トイファクトリーは、本来、ハイエースをベースにしたキャンピングカーに定評があるメーカーだが、今回のキットは、近年増加するミニバンやSUVにベッドキットを設置して車中泊を楽しむユーザー向け。これにより、新規の顧客開拓を目指しているといえる。

車中泊キットを装着した車内の様子
車中泊キットを装着した車内の様子(筆者撮影)
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展示されたベッドキットは、大人2名の就寝が可能なセミダブルサイズだ。サイズは長さ1800mm×幅1300~1380mmを確保する。ベッドの設置には、荷室にスチール製のフレームを装備し、そのフレームと折りたたんだ2列目シートの上にマットを載せる方式を採用する。また、ベッド下には、345mmの収納スペースもあり、キャンプやアウトドア・レジャーの用品などを積載することが可能だ。

マットの生地には、独自に開発したプレミアムスエードを採用する。汚れに強く、手入れも簡単な素材だ。また、50mmという厚みと相まって、優れた強度も確保し、アクティブにアウトドア・レジャーを楽しむランドクルーザー・ユーザーの嗜好に対応している。

なお、こちらも価格などは未発表(2024年1月12日現在)。近日中に発売を開始する予定だ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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