フリード+/アルヴェル/ランクル70車中泊最前線 キャンピングカーより手軽、ベッドキット事情

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

展示されたデモカーの室内には、2列目シートの背もたれを倒し、その上にフロアボードを設置。荷室には、ベッドの土台となるフレームを装備し、それらの上にベッドマットを置くことで、簡単にフラットなベッドにすることができる。ベッドサイズは長さ1800mm×幅1270mmを確保し、大人2名の就寝が可能。

就寝スペースとしてはもちろん、アレンジを買えることでダイネットとしても使用可能
就寝スペースとしてはもちろん、アレンジを変えることでダイネットとしても使用可能(筆者撮影)

また、6分割式のベッドマットをアレンジし、オプションの脱着式サイドテーブルをセットすれば、4名が対面で座ることができるダイネットにすることもできる。

サイドテーブルは、車外に展開することもできる
サイドテーブルは、車外に展開することもできる(筆者撮影)

サイドテーブルは、室内だけでなく、リアゲート開口部のベッドフレームに装備することで、野外での使用も可能だ。なお、デモカーには、荷室後方の左右に小物などが載せられるキャビネットも備えるが、これも車中泊キットの一部。ベッドだけの一般的な車中泊キットよりも、使い勝手がよく、キャンピングカー的な雰囲気も醸し出す。

ベッドキット以外にも充実のアイテム

車中泊キットのほか、サブバッテリーや走行充電器、FFヒーターなどのアイテムを装着可能
車中泊キットのほか、サブバッテリーや走行充電器、FFヒーターなどのアイテムを装着可能(筆者撮影)

よりキャンピングカー的な装備がほしいユーザー向けには、車中泊キットのほかに、電装キットも用意する。92Ahのサブバッテリーや40Ahの走行充電器、AC100Vコンセント、室内LED灯などを備えることが可能だ。このキットを装備したデモカーには、左側キャビネットに、室内灯など電装系の操作ができる5連スイッチやボルトメーター、USBポートなどを備えるパネルも設置されていた。

ほかにもオプションとして、26Ahサブバッテリーチャージャーや1500Wインバーター、FFヒーターや176Wソーラーパネル、天井の断熱加工なども設定。ニーズや予算に応じて、より快適な車中泊を楽しめる数々の装備を用意する。

ダイネットにアレンジしたときの車内
ダイネットにアレンジしたときの車内(筆者撮影)

なお、これら装備は、すでにフリード+を所有するユーザーであれば、ロッキー2に車両を持ち込み、取り付けを依頼することも可能。また、ロッキー2はホンダ車の販売も手がけるため、各キットを組み込んだコンプリートカーの購入も可能だ。価格は、車中泊キットが49万5000円、サイドテーブルが6万5000円(リアテーブルレール込み)、電装キットが49万5000円だ。

次ページトヨタの定番ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」用車中泊キットにも注目
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事