派閥解散表明に「首相から事前に連絡があった」 岸田派の田村政調会長代行が明かす
自民党の岸田派に所属する田村政調会長代行と、立憲民主党の長妻政調会長が22日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演。
岸田首相が表明した岸田派解散について田村氏は、首相から事前に連絡があったことを明かしたうえで、「非常に強い意志のあらわれだった」と強調。「これからの自民党の姿勢を見て頂きたいという思いだったのだろう」と説明した。
一方、長妻氏は自民党の派閥解散の動きについて、「裏金と関係ない話で、完全な論点ずらし」と批判。さらに、「(派閥が)本当に解散することはあり得ないと思う」と述べた。
また、番組コメンテーターの橋下徹氏は、「岸田頑張れ、みたいな、新しい政治を作ってくれ、みたいな雰囲気になるところを国民はしっかり見なきゃいけない」と指摘した。
岸田の乱…“派閥解散”電撃表明で波紋
以下、番組での主なやり取り。
安宅晃樹情報キャスター(フジテレビアナウンサー):田村氏は岸田派所属だが、今回のこの決定について、岸田首相から事前に話はあったか?
田村憲久氏(自民党・政調会長代行/岸田派・副会長):(岸田首相が発表する)寸前に連絡があった。非常に強い意志のあらわれだったと思う。今自民党がこういう状況で、色んな改革案を出しても、今の状態では多分、国民が耳を貸してくれないという判断の中で、自らこのような形で派閥の解散を宣言することによって、それで許されるとは思わないが、まずは、これからの自民党の姿勢を見て頂きたいという、そういうような思いだったんだろうと思う。
安宅キャスター:岸田首相からは、相談ではなく事前に報告という形であったのか?
田村氏:相談というか、報告というか、それはもう「阿吽の呼吸」だったというふうに思う。
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