極右政党の台頭、理由は「世論右傾化」ではない 極右ポピュリスト政党の支持率上昇要因を分析

✎ 1〜 ✎ 250 ✎ 251 ✎ 252 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ドイツのための選択肢(AfD)共同党首のアリス・ヴァイデル氏
ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」ワイデル共同党首(写真:アフロ)

欧州を中心に、世界各国でポピュリスト的な急進右派政党(極右ポピュリスト政党)が勢いを増している。単に得票率を伸ばすだけでなく連立政権へ参加し、政権を主導する場合もある。

これまでの研究によると、ポピュリズムの台頭には政治経済における代償が伴うとされる。ポピュリスト政党が権力を持つことで経済成長には悪影響があり(15年後に平均で10%の経済成長率低下)、政治経済の安定性も脅かされると指摘されている。

さまざまな研究が、極右ポピュリスト政党が支持を拡大してきた背景要因についての分析を試みてきた。それらの研究が示す仮説は、大きく3つに分けられる。

関連記事
トピックボードAD