ネット取引を悪用、なぜ「転売屋」が跋扈するのか 制度設計次第で「転売しても儲からない」が実現

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アップル製品が直販価格を上回る金額で取引されたケースもある

オンラインでの商品・サービスの売買、すなわちeコマースの成長に伴い、世界各国で転売が問題となっている。公共サービスのオンライン予約に関しても同様だ。本人確認の仕組みが整っていれば防げるように思えるが、実はそうでもないことが最近の研究からわかってきた。今、転売を防止するルールの研究が進展している。

転売とは、低価格で購入したモノやサービスを高価格で売却し、利益を得る行為を指す。すべての転売が悪いわけではない。売り手と買い手双方が便益を得る取引は、昔から経済活動の原動力だった。

近年、問題視されているのは、いわゆる「転売屋」が買い占めを行うことで、生産者が得るはずの利益が転売屋に渡る事態と、高い金額を払える消費者しか商品を入手できない不公平性だ。この問題は、①取引機会の不平等(取引回数の不明確さ)、②取引と申し込みのタイミングの相関に起因する。前者は取引量制限と本人確認が解決の第一歩だが、後者は早い者勝ち(先着順)ルール特有の問題だ。

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