「高額転売」と一口に言っても、オークションやフリマサイトなどで売買される価格は日々変動している。では、昨今活発に売買されている商材の価格はどのように変化しているのか。
今回、EC・オークションサイトなどから得たデータを基に相場・統計価格比較サービスを展開するオークファンの協力を得て分析を行った。調査対象は、任天堂の「Nintendo Switch(スイッチ)」(希望小売価格、税抜2万9980円)と、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation(PS) 5」(同4万9980円)だ。
発売4年目で異例の高騰
まず、以下のグラフでスイッチの価格推移を見てみよう。
2020年1月はアマゾン、ヤフオクとも新品価格が3万円前後で推移していたが、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し始めた2月以降、じりじりと上昇。緊急事態宣言が発出され「ステイホーム」が広く呼びかけられた4、5月には5万円前後まで、一時は希望小売価格の倍である6万円前後まで価格が高騰した。
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