10日の日曜日は、阪神競馬場の芝1600メートルコースで2歳牝馬のチャンピオンを決める阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)が行われる。だが、「2歳」「牝馬」は予想するには難しい条件だ。
楽屋話で恐縮だが、イクイノックスのラストランとなったジャパンカップの日(11月26日)は、本連載の執筆陣である、かんべえ先生(双日総研・チーフエコノミスト吉崎達彦氏)、オバゼキ先生(小幡績・慶応ビジネススクール大学院教授)、それに企画から一貫して本連載を担当している編集者のF氏に、筆者の事務所に集まって頂いて観戦会を行った。
「イクイノックスが強いので2着が狂う」「いや、リバティアイランドに余力があるだろう」、などと捻った馬券を考えたくなるところだったが、結果は、読者もご存知の通り、強い順番に普通に買えば良かった。ところが「2歳」「牝馬」となると、この強い順番を判断する材料が乏しい。
ちなみに、ジャパンカップ観戦の後は将棋大会になり、筆者はオバゼキ先生に悔しい一敗を喫した。また、久しぶりに将棋を指したという、かんべえ先生が素晴らしく筋が良かったこともご報告しておく。
実は本文にある、AIが資本主義を殺すか否かの話は、将棋を指しながら、これでいいのだろうかと考えていた内容だ。いい仲間と見る競馬は楽しい。筆者が生きていたら、来年のダービーあたりでまたやりたいなあ。
難解な最強2歳牝馬決定戦は可能性を感じた「あの馬」で
さて、ジュベナイルフィリーズだが、レース動画を見て「可能性」を感じた馬を買うくらいしか手がない。
筆者の狙いは、バウルジャン・ムルザバエフ騎手の腕に対する期待も込みで、2歳戦に強いハーツクライ産駒のルシフェルだ。
対抗に新潟2歳ステークスの直線でしぶとく伸びたアスコリピチェーノ、3番手には今年の新種牡馬の中で評判のいいスワーヴリチャード産駒のコラソンビートを採りたい。以下、キャットファイト、ステレンボッシュ、サフィラまでだ。
(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら