ただこれまでのMVNOは、どちらかというと通信業やインターネットの世界をビジネスの中心にしていない会社が参入し、展開しているパターンが多い。たとえば欧州なら、バージンモバイルが有力な事業者のひとつです。
日本においてもいろいろありますが、はっきり言って旧来の通信事業者に脅威を与えるようなプレーヤーは、まだ出てきていません。
旧来の通信事業者も奮起する?
ここにグーグルが斬り込んでくるのですから、これはユーザーにとってきわめて期待ができる内容だと思うのです。今までのキャリアが、音声収入などいろいろなことをアテにして生きているのに対し、グーグルはネット中心主義、サービス中心主義で展開するでしょう。
つまり今後も、グーグルのサービスがいちばん使いやすいような体系で、ネットワークサービス構築を集中してやってくる可能性が高いのです。
すると通信事業者よりもいいサービスがMVNOから出てくる可能性がある。それによって、また旧来の通信事業者も差別化しようとして競争が起こる。ちょっと平和になりすぎた感のある通信事業者の競争環境に、大きなくさびを打ち込むであろうグーグル。期待しています。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら