モテ、幸福…根拠なき思い込みをデータ科学で刷新 『人生の一大事はデータ科学にまかせろ!』など書評4冊

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ブックレビュー『今週の4冊』

 

[Book Review 今週のラインナップ]

・『人生の一大事はデータ科学にまかせろ! 直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法』

・『二人の美術記者 井上靖と司馬遼太郎』

・『不屈のファーストペンギン 新技術に挑み続けた地方中小測量会社の軌跡』

・『「女の世界」 大正という時代』

『人生の一大事はデータ科学にまかせろ! 直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法』セス・スティーヴンズ゠ダヴィドウィッツ 著
『人生の一大事はデータ科学にまかせろ! 直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法』セス・スティーヴンズ゠ダヴィドウィッツ 著/酒井泰介 訳(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・慶応大学教授 坂井豊貴

出会い系サイトで自分が受け取るメッセージの数や、送ったメッセージに反応をもらえる割合は、何によって決まるのか。こうした「モテ度」を調査した米国の出会い系サイトの研究は、(異性愛者の)データから身も蓋もない結論を導いている。

モテ、幸福、キャリアの成功 根拠なき思い込みをデータで刷新

容姿は非常に重要で、女性のモテ度の30%、男性のモテ度の18%は容姿に起因する。また身長167センチメートルの男が、身長182センチメートルで年収6万2500ドルの男並みにモテるためには、年収23万7500ドルを稼がねばならない。職業も重要で、弁護士は会計士より、消防士はエンジニアよりモテ度が高い。

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