村上ファンド元代表・村上世彰被告の有罪が確定、逮捕後は沈黙を貫いたが…


 東京地検特捜部による逮捕が噂される中、東京証券取引所で緊急会見を開き、ニッポン放送株のインサイダー取引の罪を認めて、「最速の裁判を目指す」と意気込んで見せたのが2006年6月5日(写真)。今回の6月6日付の最高裁判断は、それからちょうど5年後に当たる。

「最速の裁判」とはならず5年を要したのは、村上氏が1審で否認に転じ、しかも実刑を命じた1審の判決後に2審へ控訴、さらに2審で執行猶予がついたにもかかわらず最高裁に上告をしたためだった。

粉飾決算事件で2年6月の実刑が確定、まもなく収監される見込みのライブドア元社長の堀江貴文氏は係争中から自著やブログで持論を展開、自身の有罪確定を受けて記者会見すらして自説を述べた。

村上氏にインサイダー情報を伝えたとされる堀江氏は有罪確定について、ツイッター内の「村上さん、最高裁の上告棄却か。。あれで有罪だなんて、めちゃくちゃな裁判だったな」という書き込みに答える形で、「思考停止だな。てか、裁判官って株式市場のこととか、ぜんぜん知らないんだよな。」と書いている。

逮捕直前まで雄弁だった村上氏は、堀江氏とは対照的に一転して沈黙を貫き、有罪が確定後も会見を開かなかった。
(山田雄一郎 撮影:尾形文繁 =東洋経済オンライン)

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