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「左右分断」では読めない、米政界の奇妙なねじれ 従来とは異なるイデオロギーの変化が背景に

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共和党のマッカーシー下院議長
10月3日、共和党員8人の造反もあり、同党のマッカーシー下院議長は解任された(写真:Getty Images)

史上初めて連邦議会下院議長が解任されるなど、トランプ前大統領登場以降の米政界の混迷は政党再編成が起きてもおかしくないほどだ。状況は保守対リベラルという単純な「左右分断」のロジックだけでは読み解けない。イデオロギーの変化が、政界に奇妙なねじれをもたらしている。

右派左派では割り切れない

下院議長解任を引き起こした共和党の8人の造反議員はまとめて「トランプ派」と片付けられた。だが、うち1人の女性議員は議長が女性の権利拡大に消極的なことに反発し造反した。単にトランプ派で片付けられない面がのぞく。

もっと顕著なねじれも起きている。上院では、代表的な民主党左派のエリザベス・ウォーレン議員(民主党)と昨年の中間選挙でトランプ氏の肝煎りで当選したJ.D.ヴァンス議員(共和党)が、破綻した銀行の幹部が巨額の退職金を得るのを禁じたりする金融機関の規制強化で共闘する。

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