『渡部ロケハン』には、渡部氏がいつか地上波グルメ番組に出ることを夢見てロケハンを繰り広げるという目標がある。また、現在は関東エリアの埋もれたグルメを発掘するのがメインだが、先々は地方進出やイベント開催もしたいという。
ソマ氏の中には、番組に関わる人々にとって『渡部ロケハン』を絶対にプラスのものにしたいという強い思いがある。
1社提供のYouTubeがメジャーになってほしい
「1社提供のYouTubeという、この新しいスタイルがメジャーになってほしいです。少人数の運営スタッフで、直接企業の方が作りたい想いを映像で具現化していく。その可能性を感じています。動画内に登場する宣伝には、いろいろなパターンを作りました。それが制作側とスポンサーの双方にとって一番いい交わり方になって費用対効果にもつながります。あとは今までの動画を見て信用していただき、制作費を出してくれる協賛の方や地方自治体の方々が目をかけてくだされば、関東以外の“ウモレエリア”も発掘したいです」(ソマ氏)
フレームをはみ出るような面白い現場。そしてそれに的確な調理方法で味付けするソマ氏。番組製作への尋常じゃない執念と愛情によって、これからも多くの人たちに癒やしと笑顔を届けていくだろう。そしてそれが、渡部氏の地上波復帰へのカギを握っていることも間違いない。
【この記事の前編:「アンジャッシュ渡部「一筋の光」を追う仕事の現在」】
渡部建 お笑い芸人。1972年9月23日東京都出身。所属事務所のタレント養成所・スクールJCAの同期だった児嶋一哉とコンビを組み、アンジャッシュを結成。多数のレギュラー番組を抱え、イケメン芸人としても活躍。食べ歩きの趣味が高じて、グルメガイド本を出版するなどグルメ通としても知られる。2020年6月9日、自身のスキャンダルを理由にテレビ各局に対し、番組出演の全面自粛を申し入れた。2022年2月5日、芸能活動の再開を発表。
ソマシュンスケ 映像ディレクター。1984年8月29日福岡県出身。18歳で芸人を志し大阪のNSCへ。途中挫折。その後、大阪で映像の専門学校に行って卒業後上京。24歳の頃、制作会社に入りADとして下積み。『劇的ビフォーアフター』(ABC・テレビ朝日系)や『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などを経て、番組ディレクターになる。人気バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)、『有吉反省会』(日本テレビ系)、『ニューヨーク恋愛市場』(ABEMA)を担当。2023年4月に制作会社いまじんを退社し独立。株式会社バリサンを創立。
西村隆志 放送作家。1977年。福岡県出身。 中央⼤学在学中に⽇本テレビの深夜放送の『電波少年的放送局企画部放送作家トキワ荘』に参加 、グリーンのネグリジェを着た「グリーン⻄村」として6カ⽉間、マンションと⼭奥の寺に隔離。最終オーディションを勝ち抜き、放送作家に。現在は、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)『ZIP!』『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)などの人気番組の構成として活躍。またテレビ以外に、成田悠輔のYouTubeチャンネル、企業PRコンサルなどに取り組んでいる。
カツオ 放送作家。1980年、東京都荒川区生まれ。2000年、早稲田大学在学中に、劇団「盗難アジア」を旗揚げ。2005年まで、劇団主宰・俳優としても活動。2001年に演劇活動と並行して、放送作家の活動も始め、現在に至る。過去、年間600本の企画書を書いた実績もあり、自称・企画書渋滞系放送作家。現在は『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)、『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)、『有吉ぃぃeeeee!』(テレビ東京系)など、30本以上のレギュラー番組・SNS映像コンテンツを担当。またバスケットにも精通し、バスケ系SNS等にも参加。
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じゃすとにほん / Just Nihon
ライター、プロレス考察家。1980年福岡県出身、和歌山県在住。プロレスからビジネスジャンルまで、幅広く執筆活動を展開。現在アメブロで「ジャスト日本のプロレス考察日誌」を更新中。 著書に「俺達が愛するプロレスラー劇場 Vol.1」(ごきげんビジネス出版)「インディペンデント・ブルース」「プロレス喧嘩マッチ伝説」(いずれも彩図社)ほか多数。
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