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日本株の上昇余地は大きい、25年最高値更新も 目先、下振れの可能性も中小型株に投資妙味

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外国人投資家も日本株に注目している。息の長い動きになるだろう。

三菱UFJ信託銀行 受託運用部チーフストラテジスト 芳賀沼千里氏
芳賀沼千里(はがぬま・ちさと)/三菱UFJ信託銀行 受託運用部チーフストラテジスト。東京大学卒業後、1982年野村証券入社、野村総合研究所、三菱UFJモルガン・スタンレー証券等を経て2019年三菱UFJ信託銀行入社。21年から現職。(撮影:尾形文繁)

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33年ぶりの高値水準にあり、3万円台で値固めを続けている。視野に入るのは1989年最高値3万8915円の更新だ。『週刊東洋経済』の9月25日(月)発売号(9月30日号)では、活況に沸く株式市場の中で、「3万円時代に買える株」を特集。新NISA始動も目前であり、ランキングととともに、今から株式投資を始める超初心者向け記事も充実させた。
週刊東洋経済 2023年9/30号(株の道場 3万円時代に買える株)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年9/30号(株の道場 3万円時代に買える株)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

日本株は、ようやく「普通」になってきた。バブルといわれた1980年代の日本株の平均PERは50倍台。それが今は14〜15倍に落ち着いた。当時、大株主は銀行や保険会社など債権者であり、出資先企業からの利払い継続が大命題だから、財務体質強化を求めていた。

しかし、株式持ち合い解消が進んで、今は大株主が外国人投資家や投資信託に代わり、求めるのは企業価値向上や利益拡大だ。

コーポレートガバナンス改善への取り組みも本格化している。労働市場の構造が変わり、女性の労働参加率は大幅に上昇した。企業はこの状況を踏まえて経営しないと、株主や従業員に見限られてしまう。もう昔に後戻りできない。

外国人投資家が注目し始めている

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