外国人投資家も日本株に注目している。息の長い動きになるだろう。
33年ぶりの高値水準にあり、3万円台で値固めを続けている。視野に入るのは1989年最高値3万8915円の更新だ。『週刊東洋経済』の9月25日(月)発売号(9月30日号)では、活況に沸く株式市場の中で、「3万円時代に買える株」を特集。新NISA始動も目前であり、ランキングととともに、今から株式投資を始める超初心者向け記事も充実させた。
日本株は、ようやく「普通」になってきた。バブルといわれた1980年代の日本株の平均PERは50倍台。それが今は14〜15倍に落ち着いた。当時、大株主は銀行や保険会社など債権者であり、出資先企業からの利払い継続が大命題だから、財務体質強化を求めていた。
しかし、株式持ち合い解消が進んで、今は大株主が外国人投資家や投資信託に代わり、求めるのは企業価値向上や利益拡大だ。
コーポレートガバナンス改善への取り組みも本格化している。労働市場の構造が変わり、女性の労働参加率は大幅に上昇した。企業はこの状況を踏まえて経営しないと、株主や従業員に見限られてしまう。もう昔に後戻りできない。
外国人投資家が注目し始めている
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