原材料高一服、値上げ浸透、円安追い風の企業が上位に並んだ。
33年ぶりの高値水準にあり、3万円台で値固めを続けている。視野に入るのは1989年最高値3万8915円の更新だ。『週刊東洋経済』の9月25日(月)発売号(9月30日号)では、活況に沸く株式市場の中で、「3万円時代に買える株」を特集。新NISA始動も目前であり、ランキングととともに、今から株式投資を始める超初心者向け記事も充実させた。
今期純利益予想が過去最高益をどれだけ上回るか、ここでは額と率でランキングした。来期も最高益が続く企業に絞っており、絶好調企業が並ぶ。
まず最高益更新額ランキングを見てみよう。するといくつか特徴が浮き彫りになる。第1に、原材料高が一服する一方で値上げが浸透、円安の追い風を受ける姿だ。
その代表格が、首位に立つトヨタ自動車だろう。2023年4~6月期営業利益は1兆1209億円(22年4~6月期5786億円)と、日本企業で初めて四半期営業利益で1兆円の大台をたたき出した。半導体不足の緩和に伴う増産効果が2600億円、車両価格改定が2650億円、円安が1150億円、増益に働いた。会社側は通期計画を見直していないものの、四季報は2期ぶりの最高益更新へ上振れると予想する。
新型コロナの5類移行で回復が進む
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