どう保存する?東京メトロの気になる「引退車両」 ほかの鉄道会社に譲渡した事例もあるが…
また、500形や6000系・7000系に関して、今後の処遇や動向についても尋ねた。東京メトロによると、「今後の動向については未定。また保存方法等の詳細についても未定」という。
なお、8000系や02系など、今後引退していく車両についても、保存していく方針はあるのかも尋ねた。「今後の引退車両の保存方針については検討中であり、また保存方法等の詳細についても未定」ということであった。
インドネシアの突然の決定
6000系と7000系の一部はインドネシアのKCIコミューター(ジャカルタ首都圏の鉄道会社)に譲渡されており、現在も現地の通勤の足として運行を続けている。この譲渡にあたっては、日本とインドネシア両国の外交によって実現している。インドネシアでは、元東京メトロの車両だけではなく、東急やJR東日本の車両も活躍している。
ところが、インドネシア政府が、「今後、日本からの中古電車の輸入は一切認めない」と2023年6月22日に決定した。新木場での保存車両にも影響が出る可能性があるのではないか。東京メトロで保存されている気になる車両たちの今後はどうなっていくのか。その動向について、これからも引き続き調査を続けていきたい。
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