青春18きっぷ「東京ー大阪間」快適な移動時間帯は 所要時間や乗り換え回数を調べてわかった

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そこで今回は青春18きっぷ1セットで行ける東京―大阪間の全乗り継ぎパターンを時刻表でリサーチ。どのパターンがいちばん早く行けるのか。楽なパターンはどれなのかを調査してみた。

【東京→大阪 平日編】

朝イチで向かった場合の大阪到着時刻は14時13分。東京を出る時刻は5時20分だ。この5時20分よりも前に熱海方面へ向かう品川始発の電車が2本出ているが、途中の乗り継ぎがうまくいかず、大阪到着は東京5時20分発の電車と同じ14時13分となる。接続が比較的スムーズなため、大阪までの所要時間が8時間53分と、平日に大阪へ向かう乗り継ぎパターンとしては最短の時間となっている。

適度な出発時間、到着時間を考えると東京8時36分発か9時06分発がベストだが、乗り換え回数が前者は6回、後者は7回と若干多め。荷物が多いなら、東京発11時08分発の乗り継ぎが良さそうだ。大阪到着が20時13分と遅くなるが、乗り継ぎ回数が4回で、跨線橋を渡っての乗り継ぎが多い大垣での乗り換えがないのが大きい。

東京発12時27分がおすすめ

【東京→大阪 土休日編】

いちばんのオススメ乗り継ぎプランが、東京発12時27分の電車でスタートするパターン。大阪の到着時刻が21時17分と遅くなるが、乗り換えは熱海、浜松、米原の3つだけ。所要時間も8時間40分と最短だ。

土休日は、名古屋エリアの快速が「豊橋→米原」で運行する本数も多く、先ほど書いた乗り換えに手間がかかる大垣での乗り換えが回避できるパターンが多い。そのため乗り換え回数、所要時間とも平日より少し短い。大阪へ青春18きっぷで快適に早く移動するなら土休日のほうがよさそうだ。

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