「会社員の昼食代」と日経平均株価の"意外"な関係 男性会社員と女性会社員の昼食代からわかること

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お小遣い調査の資料では、お小遣い平均と日経平均株価の関係も図で示されています。景気や所得が良ければ、株価も上がりお小遣いも上がるため、お小遣い平均と日経平均株価もある程度は連動が見られます。

ただ、お小遣い(平均)の最高となった1990年の7万7725円と比べて、2023年の4万557円は3万7千円以上も下回っているのに対して、当時の日経平均株価の2万3848円と比べると、足元は3万2391円(7月14日現在)と大きく上回っています。株価推移との比較でみてもお小遣いの上昇余地には期待できるのかもしれません。

男性会社員と女性会社員の昼食代の差

ところで、今回は今後の日経平均株価の行方について「お小遣い調査」の資料で公表されている“昼食代”を使って考えてみました。お小遣い調査では、男性会社員の昼食代と、女性会社員の昼食代の平均がそれぞれ掲載されています。これらの2つを比較して考えてみたいと思います。

男性会社員の昼食代の平均は624円です、一方、女性会社員はこれより少し高くて696円となっています。人によりけりというところもありますが、女性会社員のほうがランチのメニューや時間を大切にする傾向がありそうです。

お小遣い調査ではランチタイムにかける時間も掲載されていて、女性会社員のほうが、5分以上ランチタイム時間が長く34.5分となっています。この理由は一概に言えない面もありますが、それだけ女性会社員のほうがランチを重視していると言えるのかもしれません。

別の面から見てみましょう。お小遣いに占める昼食代を見てみます。仮に1カ月間を25日営業日があるとして計算すると、男性会社員は38%が昼食代の占める割合になります。一方で女性会社員は50%です。お小遣いに占める昼食代の割合が高いということは、それだけ女性会社員の方が生活におけるランチを重視しているとも言えそうです。

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