進む価格転嫁、四季報最新号で見えた「伸びる業種」 全産業ベースの営業利益は前期比8.9%増
『会社四季報』は、約3900社に上る全上場企業について、今期と来期の業績を独自予想している。6月16日発売の2023年3集・夏号は上場企業の約6割を占める3月期決算企業の本決算発表後に記者が取材、執筆した。
今期予想を集計すると、全産業ベースの売上高は前期比1.6%増、営業利益は同8.9%増となった。
冨岡耕『会社四季報』編集長は「原材料高の価格転嫁が進むほか、コロナ禍の行動制限解除で経済回復が進むことが大きい」と話す。
製造業の主力である自動車などの輸送用機器は、営業利益が前期比15.2%増と2桁増益の見通しだ。前期は半導体不足でサプライチェーンに支障が出て生産調整が強いられていたが、今期は生産回復に向かっている。
では、非製造業はどうなのか。来期はどうなりそうか。業績見通しを示した見出しランキングなども含めて、詳しくは動画をご覧ください。
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