突然現れたメタ版ツイッター「Threads」の実力 ツイッターの領域に正面から勝負を挑むアプリ
マーク・ザッカーバーグは長い間、ツイッターを駆逐し、オンラインにおける大衆の会話の中心的な場を提供したいと考えてきた。しかし、ツイッターは頑固なまでに代替不可能な存在であり続けている。
それでもザッカーバーグは止まらない。
ツイッターに正面から勝負を挑む
7月3日、フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップを所有するザッカーバーグ率いるメタは、ツイッターの領域を正面から狙った新しいアプリを予告した。
このアプリは「Threads(スレッズ)」と呼ばれ、インスタグラムと連携しており、アップルのアップストアに登場した。このアプリはツイッターによく似た機能を持ち、公共の場での会話を重視し、ユーザーはすでにインスタグラムで利用している人をフォローすることができる。一部の技術者は、このアプリを "ツイッターキラー"と呼んでいる。
ザッカーバーグは、ツイッターが新たな混乱に見舞われている間に打って出た。昨年、イーロン・マスクがツイッターを買収して以来、同氏はこのソーシャルプラットフォームのアルゴリズムに手を加えてサービスを変え、どの投稿が最も注目されるかを決定し、特定の種類のツイートを禁止するコンテンツモデレーションルールを廃止し、ユーザーの身元を確認する認証プロセスを見直した。
さらに7月上旬には、マスクはユーザーがアプリを使用する際に読むことができるツイートの数に制限を課した。マスクは、この動きは他社が「スクレイピング」と呼ばれるプロセスでツイッターのデータを取っていることに対応したものだと述べた。