安倍首相、ジャカルタで「大戦の反省」に言及

バンドン会議の60周年記念会議で演説

 4月22日、安倍晋三首相は、インドネシアの首都・ジャカルタで開かれているアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の60周年記念首脳会議で演説した。ジャカルタで代表撮影(2015年 ロイター)

[ジャカルタ/東京 22日 ロイター] - 安倍晋三首相は22日、インドネシアの首都・ジャカルタで開かれているアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の60周年記念首脳会議で演説し、60年前に同国のバンドンで採択された「平和10原則」について「日本は、先の大戦の深い反省とともに、いかなる時でも守り抜く国であろうと誓った」と述べ、「大戦の反省」に言及した。

首相は、平和10原則のうち「侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない」「国際紛争は平和的手段によって解決する」とした2つを挙げた上で、当時の日本の「誓い」という形で「大戦の反省」に触れた。

また、「私たちは60年前より、はるかに多くのリスクを共有している」との見解を表明。「強い者が弱い者を力で振り回すことは、断じてあってはならない」と強調し、「法の支配が、大小に関係なく、国家の尊厳を守る」と語った。テロリズムの脅威や感染症、気候変動などは「一国だけでは解決できない課題」とし、「強い結束」を訴えた。

さらに首相は、アジア・アフリカには「無限のフロンティアが広がっている」と述べ、環太平洋連携協定(TPP)、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)という経済連携の動きは「さらにアフリカに向かって進んでいく」と主張。アジア・アフリカの成長に向けた人材育成策として「今後5年で35万人を対象に、技能の向上、知識習得のお手伝いをする考えだ」と語った。

 

(伊藤純夫 編集:田巻一彦)

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