Apple Watch、使ってみてわかったこと 使い始めて4日目に訪れた驚きの"変化"

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Apple Watchは完璧には程遠い。価格は350~1万7000ドルで安くない。レザーやメタルのバンドが格好よくて、ウエアラブル端末にしては外見がすばらしいのだが、最新技術にありがちな限界や欠点をたくさん抱えている。

しかもこれまでのアップルによる画期的な製品の数々に比べると、内蔵ソフトについて学習する必要があり、これにはひるむ人たちがいるかもしれない。多くの消費者にとっては、箱から出してすぐに便利この上ないとは限らない可能性が高い。なぜなら自分用にあれこれ設定をいじってこそ最高の状態になる。

つまりアップルの新製品にしては珍しいくらい初心者向けでない。普段からスマホで通知の洪水状態のような人たちの為につくられた製品なのだ。そして自分の暮らしの中にデジタル世界が入り込む具合について、自ら進んで考察し、管理もしようと思うような人たちに向いている。

身に付けるコンピュータになりうるか?

ただ、万人向けでないとしても、アップルの取り組み方には確かなものがある。Apple Watchの利便性は、これまで業界がこだわってきた「身に付けるコンピュータ」への努力がもうすぐ実るかもしれないという証になる。Apple Watchを1週間使ってみた私は、そういう意味で初めてiPhoneを使ったときのことを思い出した。

iPhoneはアップル初のスマホとして革命的だった。こんなことが出来る電話機はめったにないというだけでなく、モバイル接続で可能になることをいくつも教えてくれたからだ。iPhoneが登場してからというもの、より強力なスマホが普及するようになって、メッセージのやり取り、車の相乗り、料金の支払いなど、モバイルを基盤として広範囲に渡り強力な新しいアプリが生まれた。

この新製品の特徴でいちばんの優れものは「タプティック・エンジン」だ。これによりApple Watchは私の手首をたたいて通知する。たたき方にはいくつかのパターンがあり、その感触の違いをこちらが記憶した頃には、ほとんど無意識で区別できるようになる。たとえば電話の着信や目覚ましなら、脈打つようにひたすら続く。テキストメッセージなら、優しく蜜蜂がなでているかのように。日程上のアポが近づくと、ハープの弦を弾くような感じで。ものの数日で、私は画面を見ないでも情報の手掛かりを得られるようになった。たとえ画面を見るとしても、ほんの数秒に限る。

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