日産が「ルノーと持ち株会社構想」との日経報道を全面否定、「ゴーン社長のコメントを誤って解釈」

日産が「ルノーと持ち株会社構想」との日経報道を全面否定、「ゴーン社長のコメントを誤って解釈」

日産自動車は31日、日本経済新聞が31日付朝刊1面トップ記事で報じたルノーとの持ち株会社設立に関する観測を、全面的に否定するコメントを発表した。

日経新聞は同日付の朝刊で、2~3年後をメドにルノーと日産が持ち株会社を設立し、ロシアのアフトワズやルーマニアのダチアなど提携先の自動車メーカーも傘下に入れる方向と報じていた。

これに対し日産が同日発表したコメントでは「持ち株会社を設立する計画はない」と明確に否定。それどころか「日本経済新聞が本日掲載した記事は、ゴーンが多岐に及んだインタビューのコメントを誤って解釈したもので、実際のコメントはルノー日産アライアンスの企業構造はダイナミックであり続けるといった内容。現在持ち株会社を設立する予定はないだけでなく、カルロス・ゴーン社長はルノーと日産が『持株会社設立に乗り出している』とコメントした事実はありません」とまで記載がなされた。

新聞報道に対して、上場企業などが否定のコメントを出すことは少なくないが、ここまで明確に示すのは珍しい。

日産は今春に中期経営計画を発表予定だったが、東日本大震災の影響で発表を延期している。ただその中でも「企業統治について具体策を盛り込む予定はない」(同社広報)という。

(並木 厚憲 =東洋経済オンライン)

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