2023年に国内で開業する外資系ホテルの中で最も注目を集める「ブルガリホテル東京」。その初代総支配人に開業への意気込みを聞いた。
日本では外資系高級ホテルの開業ラッシュが続く。2023年にはアマンの姉妹ブランドの「ジャヌ東京」やマリオットの「ザ・リッツ・カールトン福岡」が開業予定だ。
中でも業界関係者から耳目を集めるのが、東京駅の目の前、東京ミッドタウン八重洲内に4月4日にオープンする「ブルガリホテル東京」だ。名前の通りラグジュアリーブランドのブルガリが提供するホテルで、東京が世界で8番目のオープンとなる。
客室の中で最大のスイートは、都内最大規模となる見込みだ。レストランはミシュラン3つ星を獲得したシェフが監修するなど、都内の最高級ホテルの一角に名乗りを上げることは確実だろう。総支配人を務める田中雄司氏に今後の戦略を聞いた。
イタリアの文化を表現、日本のテイストも
――ブルガリホテル東京の施設概要を教えてください。
東京駅の近くにあるミッドタウン八重洲の40階から45階に入居する。ホテルのロビーにあるソファーやテーブルなどの家具はイタリアから輸入してきたもので、イタリアの文化や世界観を表現している。一方で、着物を着たスタッフを配置し、客室には一輪挿しのような花瓶を置くなどして日本のテイストも出していきたい。
客室数は98室のブティックホテル(小規模でテーマ性のある高級ホテル)だ。客室の内訳は、73室が通常の部屋で、25室がスイートになる。通常の部屋は56平方メートルで、スイートの最も大きい部屋は400平方メートルとなる予定だ。
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