時代が一周まわってクラシカル(格式が高い伝統的な)ホテルが評価されている。
 
――足元では宿泊客は回復基調にあるのでしょうか。
稼働率が上がっているわけではなく(客数増加策を打ち出しているのではなく)、客単価を上げる施策を打っている。2019年2月の社長就任と同時に、客室を安売りしない方針を掲げていて、それが実を結んでいるのではないか。
客単価については、コロナ前は2万円を切っていたが、いまは2万3000円ぐらいになっている。結果、宿泊部門の売上高が上がってきている。
もちろん、何もせずに値上げをしてもお客さんはついてこない。客室フロアを改修し、設備や内装をレベルの高いものにして、アメニティも高品質のものを使用するようにした。政府の全国旅行支援制度の恩恵を受けているところがあるので、本当の実力がどこまであるのかが、これから問われることになるだろう。
――安売りをやめた理由は?

 
       



 
         
        
       
        
       
        
       
         
         
        
       
        
       
         
         
         
        












