谷口:そうなんです。本格的にROBO-HIのサービスが増えてきたのが2019年ぐらいですが、その時にZMPベトナムをつくりました。IT人材を大幅に増強できる体制を整えたんです。海外には優秀なIT人材が大量にいますから、採用しやすいんです。平均年齢28歳ですから若者ばかりですね。
ロボット会社って、どうしてもロボットを作ることで精いっぱいになってしまうけれど、インフラを広めていくためには別会社をつくる必要があると考えました。
井上:競合他社は、さすがにそこまで考える余裕はなかったのでしょうね。
インフラを整えなければ、ロボットは普及しない
谷口:圧倒的に先行していましたから。2018、2019年までは配送ロボットさえもどこもやっていませんでした。だから先行している我々が、やっぱり技術もあるしノウハウもあるから、インフラを整えなければ普及しないと気づいた。
その辺から何か、企業経営を超えた公共的な使命というものが僕にも生まれたんですよ。
井上:とても先進的な考え方だと思います。このプラットフォームが普及すれば、日本の労働力不足の問題を解消してくれそうですね。
経営学者・井上達彦の眼
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