手取り16万、3年で500万円を貯めた会社員の習慣 「これ以上働きたくない」が強い原動力に
「部屋をキレイな状態で保ちたいから、欲しいなと思う雑貨があっても、まず“どこに置くか”が頭をよぎるように。自分が使っている姿や部屋に置くスペースを想像して買うかどうかを決めるので“今欲しい”という欲求に流されなくなったんです」
家の居心地がいいとお金を使わなくても幸せ
部屋に置くものは、“気に入って、ずっと使いたい”と思ったものに厳選。日々の買い物で好きな物だけをしっかりと選んでいくうちに、自分の好みがより明確化。妥協の買い物を抑制する力になった。
「家で好きなものに囲まれて過ごしていると、物を買う頻度が減っても、ストレスを感じることはなく、むしろ日常で幸せを感じることが増えました。物欲に支配されている状態は、常に飢えているのと同じ。でも、買い物をすれば解消されるわけではない。
逆に掃除がしづらかったり、探し物が見つからなかったり、そういう小さなイライラがストレスになって、浪費につながり、悪循環を生んでいたんだなと気づきました」
現在、食器は普段使いのものを数枚、服はワンシーズン10枚。
「通勤時の服は、制服のように3パターンを着まわしています。少ないがゆえに、洋服選びに悩むことがなく、それが精神的ストレスの軽減にもなっています」
必要以上のお出かけやカフェ通いもしなくなり、掃除や自炊など家事のモチベーションもアップ。住環境も食生活もどんどん好転した。
「頑張らず、快適に節約したいと思っている人は、細かい家計管理や出費の制限を作るより、お部屋を整えてみてほしい。それだけで、マインドが変わり、お金を貯められる生活にシフトできると思います!」
教えてくれたのは……
事務職で働く20代OL。岡山県出身。節約とミニマリストの生活を実行し、手取り16万円ながら3年間で500万円を貯める。著書に『HSPだけど500万円貯めた! 手取り16万円OLのゆる貯金ライフ』(KADOKAWA)
取材・文/河端直子
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