首都圏・関西の人もお得、JR東海「破格の切符」たち 在来線より安く新幹線利用、高山往復半額も

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例えば通常の往復運賃・料金と、新幹線往復きっぷの土・休日料金2360円+はみ出し区間の往復運賃・料金で比較すると以下のようになる。

・名古屋―浜松間(通常9020円)
 往復きっぷ併用:5460円(3560円お得)
・名古屋―静岡間(通常1万1880円)
 往復きっぷ併用:1万40円(1840円お得)
(※豊橋―静岡間特急券を浜松で区間を分割して購入した場合の料金)
・名古屋―東京間(通常2万1120円)
 往復きっぷ併用:1万9500円(1620円お得)
・豊橋―京都間(通常1万4280円)
 往復きっぷ併用:1万2700円(1580円お得)
・豊橋―新大阪間(通常1万6480円)
 往復きっぷ併用:1万4240円(2240円お得)

新幹線は使えないが利用範囲が広いパス

「青空フリーパス」は、土・休日と年末年始(12月30日~1月3日)限定で、東海道本線(二川―米原間・大垣―美濃赤坂間)、飯田線(豊橋―飯田間)、武豊線、高山本線(岐阜―下呂間)、中央本線(名古屋―木曽平沢間)、太多線、関西本線(名古屋―亀山間)、伊勢鉄道線、紀勢本線(亀山―紀伊長島間)、名松線、参宮線が1日乗り放題の切符で、価格は2620円。乗車日当日のみ有効だ。伊勢鉄道線内を除くフリーエリア内の切符売り場がある駅などで購入できる。

別途特急券を購入すれば在来線特急の利用もできるが、新幹線は利用できない。だが、その有効区間の広さを活かせばものすごく安くお出かけできる。例えば豊橋から鳥羽までの往復なら通常運賃7200円のところが2620円で済み、そのお得額はなんと4580円! 豊橋から下呂への往復も通常6820円なので4200円もお得だ。飯田から名古屋への往復も通常7480円なので4860円も安くなる。

キハ85系「ひだ」貫通型先頭車
2023年3月に特急「ひだ」の定期運用から撤退するキハ85系。「青空フリーパス」は別途特急券を購入すれば在来線特急を利用できる(編集部撮影)

この切符も首都圏・関西圏のフリーパス同様、区間をはみ出しての利用もかなりお得だ。運賃のみの比較を以下にまとめてみた。

【大阪まで往復する場合】
青空フリーパス+米原―
大阪間往復=6580円
・豊橋―大阪間:通常往復9680円に対して3100円安
・岡崎―大阪間:通常往復8140円に対して1560円安
・武豊―大阪間:通常往復8140円に対して1560円安
・大府―大阪間:通常往復7480円に対して900円安
・中津川―大阪間:通常往復9680円に対して3100円安
・多治見―大阪間:通常往復8140円に対して1560円安
・高蔵寺―大阪間:通常往復7480円に対して900円安
【京都まで往復する場合】
青空フリーパス+米原―
京都間往復=4960円
・豊橋―京都間:通常往復7480円に対して2520円安
・岡崎―京都間:通常往復6820円に対して1860円安
・武豊―京都間:通常往復6820円に対して1860円安
・大府―京都間:通常往復6160円に対して1200円安
・中津川―京都間:通常往復8140円に対して3180円安
・多治見―京都間:通常往復6160円に対して1200円安
・高蔵寺―京都間:通常往復6160円に対して1200円安
【高山まで往復する場合】
青空フリーパス+下呂―
高山間往復=4600円
・豊橋―高山間:通常往復9020円に対して4420円安
・岡崎―高山間:通常往復8140円に対して3540円安
・武豊―高山間:通常往復8140円に対して3540円安
・大府―高山間:通常往復6820円に対して2220円安
・名古屋―高山間:通常往復6820円に対して2220円安
・四日市―高山間:通常往復7480円に対して2880円安
・津―高山間:通常往復9180円に対して4580円安

なんと高山への往復では通常のほぼ半額になる区間まである!しかも特急券を別に購入すれば在来線特急は使えるというのだから、日帰り温泉旅行にピッタリだ。

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