マイナス180℃で疲労回復「超冷却サウナ」の凄さ 多くのアスリートの間で実践、3分間のリカバリー

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(写真:Ryo Toyoda)

まずは、カウンセリングシートへの記入とキャビンへの入り方などの説明を受けます。

(写真:Ryo Toyoda)

 自分の下着と、用意されたグローブ、ソックス、ブーツを着用し、ガウンを羽織っていざマイナス180℃の世界へ。

(写真:Ryo Toyoda)

 カウンセリング時には血圧も測定。高血圧や心臓病、妊娠している方以外は何歳でも施術を受けることができます。

極寒のあとに味わうのはあの多幸感

マイナス180℃なんて耐えられるの? と思うかもしれませんが、体感温度はマイナス5℃ほど。なので、ギリギリ耐えられるという温度です。筋肉量が少ない方は2分から始めるのがオススメとのことですが、これまで耐えられなかった方はいらっしゃらなかったとのことなので、オヤジさんにはぜひ3分をトライしていただきたい。キャビンから出たあとは、ビタミンDを作り出すと言うLEDライトの前でしばし休憩。冷えたカラダがじんわり温まってくるのが感じられます。

また施術後は「幸せホルモン」と呼ばれるエンドルフィンが分泌されるので、やる気が出たり、幸福感を感じることができ、睡眠の質も改善されるそう。カラダが急激に冷やされることで細胞が生き残ろうと活性化し水分を消費するので、施術当日はこまめに水分を取ることが大切です。また冷却後の活性は48時間継続するので、トータル500〜800キロカロリーを消費することが期待され、ダイエット効果やトレーニング効果が高まるといいます。

アイスバスも同様の効果がありますが、氷を大量に入れた水風呂を用意するのは大変ですし、カラダも濡れます。さらにアイスバスで同様の効果を得ようとすると、40〜45分入らなければならず、この時間ずっと入っているのは至難の業。

また、アイスバスは筋肉が固くなってしまうので、トレーニングする前に入ってしまうと怪我の原因になるので、トレーニングの後にしか入ることができませんが、超冷却サウナは、トレーニングの前でも後でも入ることができるというメリットもあります。このように時短で手軽ゆえ、クリスティアーノ・ロナウドやメイウェザーなど、多くのアスリートの間で人気のメインテナンスとなっています。

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