人はなぜ「2つ目のお願い」聞き入れてしまうのか 「絶対にお勧め」はNG、正解は「友達が言ってた」
自信があるときほど言いがちな「絶対に」
自信があることを伝えたいとき、つい「絶対におすすめ」「絶対にこうしたほうがいい」と言いたくなってしまうかもしれません。
でもこれはNGワード。どこか自信満々で押し付けがましいと感じられ、煙たがられてしまうおそれがあります。
そんなときは、実際に利用してくれた人の声を活用するという方法があります。
催眠療法家として知られる精神科医のミルトン・エリクソンが提唱した「マイフレンド・ジョン・テクニック」。
これは、「自分の意見」を「友達のジョンが言ってたんだけど……」と「第三者話法」で伝える方法です。
たとえばあなたがクッションを売っているなら、こんなイメージです。
“先日、このクッションをご購入いただいたタクシードライバーのお客さんから、こんな言葉をいただきました。「まるで宙に浮いているような感覚で、長時間運転しても全然お尻が痛くならなかった。なんでもっと早く教えてくれなかったの?」と。”
その場にいない第三者の意見や感想ですから、相手も頭ごなしに否定できません。
売り手ではない第三者のストーリーには、相手が感情移入する確率も高まります。
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