「好きなことを仕事にしたい」悩む人が見逃す真実 「好き」に役割や価値を求めてしまうと続かない
好きなことは何かの役に立ったり、社会的に価値のあるものだったりしなくていいんです。誰かに認めてもらえなくても、自分が楽しくて幸せな気持ちになれるのが好きなことです。
「好き」であることに理由が必要だと、その理由のために好きなことをあきらめてしまうこともあります。
「社会人になったから〇〇は卒業すべきだ」「将来、何の役に立たないことは続ける価値がない」などの理由で、好きなことを自発的にやめたり、周りに言われてやめたりしたことはありませんか。「好き」に役割や価値を求めると、そんな理由で好きなことをやめてしまうことが多いのです。そして「好きなこと」がわからなくなってしまいます。
好きなことは、人生を捧げられるような大きなことでなくてもかまいません。好きなことで結果を出せなくても、「この程度じゃ好きとは言えないかも?」と思わず、今、それをやっている自分が楽しいかどうかだけ考えてください。人から見ればくだらないことでも、自分にとっては楽しいことってありませんか。
また、好きなことはどれか1つだけに絞らなくていいし、いくつ好きでもいいです。楽しく感じることや幸せに思えることがたくさんあっても、誰の迷惑にもなりません。
ただ「楽しい」と感じることを探してみる
好きなことを仕事にしている人や、それが社会の役に立っている人を見ると、自分もそうなりたいと感じたり、あこがれたりすることもあると思います。でも、そういう人たちの多くは、はじめから「好きなことを仕事にして人の役に立ちたい」と思っていたわけではありません。好きでやっていたことが、たまたま誰かの役に立って、それが仕事になった人もいる。それだけです。
何の役に立たなくても好きだと思えるものの中には、夢中になれたり長く続けることで、いつか仕事になったり、誰かの役に立ったりする可能性も隠れていると思います。そういった結果につながらなくても、自分を幸せな気持ちにしてくれるものがあるって、人生で何より大切なことではないでしょうか。
好きになるための条件や理由を考えず、ただ「楽しい」と感じることを探してみてください。それが本当に好きなことです。
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