ライフ創業者「事業でのピンチなんて知れている」 【第4回】行動の背景にある命を拾った経験

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ライフコーポレーションの創業者で、名誉会長の清水信次氏が10月25日、亡くなった。96歳だった。ここでは、2011年から2012年にかけて『週刊東洋経済』の「長老の智慧」に掲載したインタビューを4回に分けて再録します。

ライフコーポレーション創業者の清水氏。写真は2011年撮影(撮影:今井康一)
行動の背景にはつねに“命を拾ったあの戦争”の経験がある。戦争を主導した政官財への不信感は、自身が財界人となっても消えることはない。だから、生きてるうちにやるべきことをやりたい。

これまでの人生を振り返って、本当に危なかったと思うことは2回ある。

1回目はあの戦争が始まったとき。1941年12月8日の夜明けごろ、ラジオで「海行かば」とともに米英戦開戦の報を聞いた。すぐに日本中が焼け野原になって家族が焼け出される映像が脳裏に浮かんだ。

もう1回は、鉄道特別幹部候補生の1期生に応募するつもりが、陸軍の仕事で願書の申し込みが3日過ぎてしまい試験を受けられなかったとき。

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