ライフ創業者「いちばん優秀な人に会社を任せる」 【第3回】会社を残したいならば何をすべきか

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ライフコーポレーションの創業者で、名誉会長の清水信次氏が10月25日、亡くなった。96歳だった。ここでは、2011年から2012年にかけて『週刊東洋経済』の「長老の智慧」に掲載したインタビューを4回に分けて再録します。

ライフコーポレーション創業者の清水氏。写真は2011年撮影(撮影:今井康一)
2006年、三菱商事から出向していた39歳の岩崎高治専務(当時)に社長を譲った。会社を残したいならいちばん優秀な人に任せる。背景には、弟を解任した苦い思い出があるのかもしれない。

会社を子供や孫に継がせたいとは思いませんね。会社を残したいなら、いちばん優秀な人に任せるべきだから。

ライフが大阪証券取引所2部に上場した1982年、弟・三夫に社長を譲って僕は会長になった。普通なら自分が社長として上場するのだろうが、長い間苦労を共にしてきた弟に花を持たせようと考えた。

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