豪華列車「雪月花」、強気の5000円値上げの勝算 えちごトキめき鉄道が食事をリニューアル
新潟県を走るえちごトキめき鉄道の観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」が、10月から車内で提供される食事メニューをリニューアルした。
「えちごトキめきリゾート雪月花」は2016年4月に運転を開始したえちごトキめき鉄道の観光列車で、自社発注の気動車ET122形1000番代2両編成を使用し、土曜・休日を中心に、上越妙高―妙高高原―直江津―糸魚川というルートを1日1往復運転している。
新たに4つのコースを設定
自社線内を往復する列車であることから、この列車に乗ってどこかに向かうのではなく、列車内で過ごす時間を楽しむ「クルーズトレイン」としての色合いが濃い列車で、チケットは同社の観光商品の形で発売され、乗客のほとんどが、車内で食事を楽しむコースをチョイスしている。
この食事については、車内での調理ができないことから、地上で調理された料理を車内で盛り付けて提供するスタイルが採られ、これまでは地元・直江津市内の老舗ホテルと糸魚川市内の割烹店が、午前便と午後便に分かれて調理を担当してきた。どちらも、地産の食材にこだわった料理が提供されて好評を得てきたが、運転開始から6年が経った列車の魅力をさらに高めるべく、メニューのリニューアルが実施されることになった。
新メニューでは新たに4つのコースを設定。午前便では、上越市春日山「シェ・トヤ」による『フレンチ ソムリエおすすめ、ワインコース』、または上越市高田「デュオ・セレッソ」による『和洋中 新潟盛りだくさん、宝石箱コース』が、午後便では上越市高田の「百年料亭 宇喜世」による『和食 百年料亭、熱々釜めしコース』、または糸魚川市能生の「割烹 汐路」による『和食 漁港直送、漁師の豪快コース』が提供される。
4つのコースはどれもいずれも「All made in 新潟」にこだわり、四季折々の食材を楽しめるメニューとなっているが、それぞれ趣向が異なっているので、食してみたい料理を見つけたのなら、それぞれのコースが提供される日を確認して予約を取ることにしよう。運転予定日はえちごトキめき鉄道のホームページに明記されている。4つのコースとも料金は変わらない。
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