厚切りジェイソン、FIRE達成後に僕が買ったもの 本当に大事なものにはちゃんとお金を使う

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IT企業の役員を務めながら、お笑い芸人・タレントとして活躍する厚切りジェイソンさん。仕事やお金との向き合い方、先行き不透明な時代を生きるための「投資」の考え方について聞きました(写真/トヨダリョウ)
著書『ジェイソン流 お金の増やし方』がベストセラーとなり、お金の専門家としての仕事も増えているという厚切りジェイソンさん。IT企業の役員とお笑い芸人という二足のわらじを履きながら、すでに投資によって一生働かなくても家族を養っていける財産を築いたという、そのうらやましい生活の真相とは? 

IT企業の役員を務めながら、お笑い芸人・タレントとして活躍する厚切りジェイソンさん。2方面から収入を得ているだけでなく「投資」で資産を増やし、2年前には投資の利益だけで家族(妻・3人の娘)が一生安心して生活できるお金を手に入れる「FIRE(=Financial Independence, Retire Early 経済的自立と早期リタイア)」を、実現。その投資術を明かした著書『ジェイソン流 お金の増やし方』(ぴあ刊)は、50万部超のベストセラーに。

仕事やお金との向き合い方、先行き不透明な時代を生きるための「投資」の考え方について聞きました。

転職も投資も合理的に選択。リスクはとっていない 

── 厚切りさん? ジェイソンさん? どうお呼びしたらよいのかな?

厚切りジェイソン(以下 厚切):ジローラモって呼んでください!

本記事はLEON.JPの提供記事です

── ……。(気を取り直して)え~、まず「投資で資産を増やす」というのは、アメリカ人には自然に身についている考え方なんですか?

厚切:アメリカでは投資をやっていない人もいるし、そもそも投資ができる余裕のない人も山ほどいます。格差社会ですからね。そんな中で、僕は親が投資を実践していた。そういう家庭環境は影響していますね。

それと、そもそもアメリカは国からの公的補助が乏しいので、老後資金は自分で作るというのも常識。だから会社に入ると老後資金を作る仕組みが提供されている。給料の一部を、会社で決められたインデックスファンドや自社株に投資するんですが、僕もそれに参加したのがスタートです。 

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