東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

記者が遭遇、JR只見線「再開1番列車」のハプニング 「避難はしごが壊れました」に車内は大爆笑

9分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

11時06分、只見駅は目と鼻の先だ。予定より2時間遅れの到着。「昨日で代行バスとさよならしたはずなのに、また代行バスで只見駅にやって来ました」と車内で声が上がった。

駅前は全線再開を祝うイベントでお祭り騒ぎ。バスは進入できず駅の手前で下車することになった。バスは小出までは行かないとのことで、すべての乗客が只見で下車した。

只見駅の前に着くと、「11時11分に運転再開しました」という告知ポスターが貼られていた。記者たちが乗っていた列車のブレーキ故障は処置が行われ、回送列車で会津若松方面に戻ったそうだ。ただ、この余波で後続列車の運行も大幅に乱れた。

駅前広場で行われているイベントの様子を見ていたら、12時10分頃から駅のホームで地元の子供たちによる鼓笛隊の演奏が始まった。「列車が来ないのになぜ」と思ったら、地元の人が事情を説明してくれた。この鼓笛隊は只見駅に12時10分頃到着する運行再開記念列車を歓迎するために練習を重ねてきたが、肝心な記念列車がやってこない。

遅れて到着する記念列車のために子供たちを長時間待たせておくわけにもいかず、鼓笛隊による歓迎は取りやめに。しかし、「ずいぶん前から練習してきたのだから、せめて演奏だけはしたい」という要望が聞き入れられ、ホームでの演奏が実現した。

記念列車は2時間遅れ

演奏が終わり駅舎から出てきた子供たちは、会場からびっくりするほど盛大な拍手で出迎えられた。ひょっとしたら予定どおり記念列車の到着時に演奏するよりも拍手が大きかったのかもしれない。子供たちはちょっと照れ臭そうだった。

JR只見線、運転再開初日ドキュメント

  • 列車がいないホームで鼓笛隊が演奏 列車がいないホームで鼓笛隊が演奏
    (記者撮影)
  • JR係員による点検作業 JR係員による点検作業
    (記者撮影)
  • JR係員による点検作業 JR係員による点検作業
    (記者撮影)
  • 避難はしごを使って列車から下車する様子 避難はしごを使って列車から下車する様子
    (記者撮影)
  • 避難はしごを使って列車から下車する様子 避難はしごを使って列車から下車する様子
    (記者撮影)
  • 線路の上を踏切に向かって歩く 線路の上を踏切に向かって歩く
    (記者撮影)
  • JRが用意した代行バス JRが用意した代行バス
    (記者撮影)
  • 列車代行という表示。その向こうには「全線再開」を 列車代行という表示。その向こうには「全線再開」を
    祝う垂れ幕が(記者撮影)
  • 只見駅前の広場はお祭り騒ぎ 只見駅前の広場はお祭り騒ぎ
    (記者撮影)
  • 「祝 只見線復旧」の横断幕 「祝 只見線復旧」の横断幕
    (記者撮影)
  • かかしたちも全線再開を祝福 かかしたちも全線再開を祝福
    (記者撮影)
1/
  • 列車がいないホームで鼓笛隊が演奏
  • JR係員による点検作業
  • JR係員による点検作業
  • 避難はしごを使って列車から下車する様子
  • 避難はしごを使って列車から下車する様子
  • 線路の上を踏切に向かって歩く
  • JRが用意した代行バス
  • 列車代行という表示。その向こうには「全線再開」を
  • 只見駅前の広場はお祭り騒ぎ
  • 「祝 只見線復旧」の横断幕
  • かかしたちも全線再開を祝福

駅前の会場を離れて住宅街をぶらぶら歩いていると、町役場の宣伝カーがスピーカーで「遅れていた記念列車が14時に到着する予定です。よろしくお願いします」とアナウンスしながら走っていた。予定より2時間遅れの到着。でも、只見町の人たちはこの日を11年待ったのだから、あと2時間待つことくらいどうってことない。

【写真を見る】記者が遭遇、JR只見線「再開1番列車」のハプニング 「避難はしごが壊れました」に車内は大爆笑(13枚)
「鉄道最前線」の記事はツイッターでも配信中!最新情報から最近の話題に関連した記事まで紹介します。フォローはこちらから

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象