ティモンディ高岸「プロ野球と芸人」両立できる訳 二刀流の背景にサンドウィッチマンと事務所方針
「昨年4月に行われた札幌ドームでの日本ハム対ロッテ戦の始球式では、“芸能人最速”となる142キロを計測。そんな実力を評価した栃木ゴールデンブレーブスが、今年6月に高岸をスカウト。トライアウトに無事合格したことでプロになる夢を叶えました」(前出・スポーツ紙記者)
事務所が採用を見送っている理由
現在は練習生扱いで公式戦出場を目指している高岸。今後は所属事務所と球団でスケジュールを調整しながら、芸人とプロ野球選手の二刀流を続けるという。彼が夢を叶えることができた背景には、所属事務所の方針が大きいとテレビ局関係者は語る。
「サンドウィッチマンと担当マネージャーが立ち上げた事務所ということもあり、設立当初から“芸人ファースト”なんです。サンドウィッチマンの2人は“どれだけ忙しくなっても、ライブ活動は続けていきたい”という思いを強く持っているのですが、毎年オール新ネタで挑む単独ライブ前は、事務所の収益は二の次でテレビなどの仕事をセーブして、ネタ作りにあてていますからね」
ティモンディの所属事務所は、今年3月に行われた『R‐1グランプリ』で優勝したお見送り芸人しんいちに加えて永野やカミナリ、東京ホテイソン、ランジャタイとブレイク芸人を次々と輩出している。所属希望者も殺到しているようだが、ある理由で現在はほとんど採用を見送っているという。
「規模が大きいとは言えない事務所なので、スタッフの数も5人ほどと多くありません。そのため“これ以上、芸人を増やしてしまうと今いる芸人に目が届かない”という理由で、よほど可能性を感じた芸人以外は採用しないようにしているんだとか。芸人愛に溢れる事務所だからこそ、プロを目指していた高岸さんの気持ちを汲み取り、栃木ゴールデンブレーブスからのオファーも快諾したのでしょう」(同・テレビ局関係者)
初練習後の会見では「みんな、夢は叶う!」とプロを目指す球児などにエールを送っていた高岸。夢を叶えた背景には、挫折を経験しながらも自分を鼓舞し続けたポジティブな精神と、隣でサポートし続けた相方の前田。そして、芸人ファーストなスタッフたちの支えがあった。
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