今の世の中「コツコツ貯金ほど損」って知ってた? インフレのときは「貯金より投資」が強い理由

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◎「分散投資」でキケン回避!

リスク許容度が高くても低くても、損失を最小限に抑えて堅実に投資をしていきたいのが女子というもの。ここではそんな女子にぴったりな「分散投資」という考え方を学んでいきましょう。

投資家の間でとても有名な格言が、「卵を1つの籠に盛るな」です。1つの籠にたくさんの卵を盛った状態で、もしもその籠が落ちた場合、籠に入ったたくさんの卵が割れてしまいますね。

しかし、複数の籠に卵を分けて入れている状態だとどうでしょうか。仮に1つの籠が落ちてしまったとしても、ほかの籠に入った卵は無事です。この格言では、金融商品を卵にたとえています。金融商品を同じ籠に盛らない、つまりいくつかの籠に分けて持っておくことが大切です。

金融資産の上手な分け方

それでは、金融商品の場合は何をどのように分散すればよいのでしょうか。結論を言えば、理論的には次の3つを分散するのが鉄則です。

1.資産の種類(預貯金、株式、債券などの金融商品)
2.地域(日本国内、海外の先進国、新興国など)
3.通貨(円、米ドル、豪ドル、ユーロなど)

ほかにも、投資する「時間」を分散させることも非常に重要です。定期的に同額の金融商品を購入する「ドルコスト平均法」という投資方法を行うと、株式など値動きのある金融商品を高値づかみしてしまう危険性を回避することができます。

具体的には、たとえば「毎月1万円ずつ投資信託を購入する」と決めて購入し、金融資産を積み立てていきます。すると価格が高いときは少量、価格が安いときは多量の投資信託を購入することになります。平均していくと、購入コストを抑えることができます。

自分であらゆる資産、地域、通貨を分散購入し、時間まで分散させるのは大変です。運用コストがかかりますが、少額から分散投資ができる「投資信託」の購入は一手です。毎月定額を自動購入できる投資信託や株式もありますので、資産運用に手間がかけられない人には利用価値があるでしょう。

リスクを回避しながら、面倒な時間をかけずに賢く資産を形成していきましょう。

◎投資信託は初心者も始めやすい

かつて株式や債券は一口当たりの購入金額が数十万円、数百万円単位となっており、資金のない個人投資家には購入のハードルがかなり高いものでした。そこで、少額からでも投資を可能にしたのが投資信託です。

投資信託にはたくさんの種類があります。

まず、投資対象は株式、債券、不動産などがあり、それ以外にも金や原油・小麦などの商品価値を対象にしているものもあります。投資初心者はまず株式や債券を対象にした投資信託を始めてみましょう。

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