独身男性「婚活は30歳過ぎてから」では危ないワケ コロナ禍で男性にわずかな早婚化傾向の背景

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したがって、結婚したいと思い、互いの好意が通じ合うような(ここが肝心です)女性と出会えて結婚に至るには、婚姻届の7割に達するような年齢以降になって、ようやくパートナー探しを開始しているようでは遅く、当然ながら「いい人がいないから結婚できない」とぼやくことになりやすいわけです。

平均初婚年齢をベンチマークはハイリスク

平均初婚年齢の31.0歳になってからでは、すでにその年齢までに婚姻届を出して結婚した男性は67%に達しているという結果ですから、平均初婚年齢あたりでパートナー探しをしても、自分にとって理想と思い描くような「いい人、普通の人」が見つけにくくなっているといえるでしょう。平均初婚年齢を婚活するうえでのベンチマークにすることが、いかにリスクが高いかをおわかりいただけたと思います。

2020年に結婚生活を開始した初婚同士婚の男性の80%が34歳までの男性で、90%が38歳までの男性です。つまり、男性であっても35歳以降の成婚がいかに発生確率から考えて厳しいかという実態を、「男性は産まなくてもいいので、年齢は関係ない」などと誤解せずに、婚姻データから正しくご理解いただければと思います。

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