超難関の国家試験「W合格者」が教える最強勉強法 司法試験と公認会計士試験に合格、どう勉強?

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【宣伝効果】

宣言効果とは、自分がその試験を目指していることを家族、友人、上司など周囲の人に宣言することです。たまに勉強していることを内緒にする人がいますが、それも不合格の際に傷つきたくないためという一種の自尊心を保つための人間の行動ともいえます。試験を目指し始めた瞬間から、そのことを周囲に高々と宣言しましょう。

背水の陣になったり、宣言をしたりするときに、周囲にどう思われるか不安かもしれません。しかし私の経験上、身近な人であればあるほど、最初は「どうして?」「やめとけば?」と諭してくれますが、本気で目指し始めたことを見せつければ必ず味方になってくれます。ときには食事や家事、仕事などの面で配慮・サポートしてくれます。

(本書P.121より)

他方で、「お前には無理」「バカじゃないの」などといってくる人も現れると思います。そういう人たちは完全無視でOKです。このように何かに挑戦しようと自分と闘っている他人を気安く批判してくるような人は、何も挑戦することができず、闘う人がうらやましいだけなのです。絶対に試験に合格して、見返してやりましょう。

試験勉強は1人で黙々とやるのではなく、特に周囲のサポートが重要です。試験前日には、試験勉強中にサポートしてくれた人に感謝の言葉を伝えて試験に挑みましょう。

スランプに陥ったときは?

もう1つ、モチベーションが維持しにくくなった場合のポイントを紹介しましょう。それは、「スランプに陥ったときにどう考えるか?」です。「スランプに陥ったら、『おめでとう!』」と考える。これは、私が司法試験の受験時代に習った言葉です。

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どういうことかというと、スランプというものは自分が想定していた結果と現実とが乖離している状態です。つまり、自分が努力したからこそ良い結果を望み、しかし良い結果が伴わなかった場合にスランプに陥ります。

「スランプに陥る=努力している」を意味します。努力をしていない人は、自分に期待することもないので、スランプには陥らないのです。ですから、「スランプに陥ったら、自分は努力しているから大丈夫」と自分にいい聞かせましょう。

スランプに陥ったときの具体的な対処法は、合格体験記を読むと良いです。合格体験記を読み、計画を見直し、間違っていないと思ったら淡々と勉強します。勉強の不安は勉強でしか拭えません。

平木 太生 弁護士・公認会計士

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Taiki Hiraki

弁護士・公認会計士。法政大学3年時に公認会計士試験に一発合格。監査法人に4年勤務後、2012年に司法試験の勉強を開始。予備試験に一発合格し、2016年司法試験合格。試験勉強中の日々を綴ったブログが人気となり、アクセスランキング上位に。ブログ月間PV数30万突破を記録する。現在は湊総合法律事務所で弁護士として勤務する傍ら、ラインスタンプを発売するなど、多方面で活躍中

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