レンタルスペース投資という稼業を知ってますか 物件所有者はもちろん所有していなくてもできる

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利用者であるお客様に、貸すものはスペースである物件です。ですから、最初の物件選びなどがとても重要になってくるのです。

ここでは堅実に資産運用するための、そして投資形態として多いのが「不動産を借りて、レンタルスペース投資を始める場合」です。

物件選びで、いちばん良い方法だと私が考えているのは、レンタルスペース専門の不動産屋に物件を紹介してもらうことです。

自社でもレンタルスペースの運用をしているケースがあり、立地、駅からの距離、ニーズのあるエリアを把握していて、実績の出し方もわかっています。

副業として始める場合には、とくに時間もそこまでとれないでしょうから、こういった会社を使うのも1つのやり方です。

運営はどうすれば効率よくできる?

また、物件選びもそうですが、そのほかの部屋の清掃であったり、集客であったりレンタルスペース投資に必要な全般のことを請け負ってくれる運営代行会社もあります。

普段やっている仕事に差しさわりが出ない運営にするためにも、こういった運営代行会社をしっかりと使うという選択肢があります。

その場合は、評判の高い企業を選ぶと良いでしょう。

ただ、もちろん費用もかさんできますので、自力でやるという方法がない訳ではありませんが、レンタルスペースの運営を自力でやろうとすると意外と工数がかかります。

集客プラットフォームに運営するスペースの情報を掲載したり、予約の入り具合によって金額を変更したり、スペース利用者からの問い合わせに対応したり、数回の利用につき、部屋をきれいにするために清掃をしたりしなくてはなりません。このほかにも自分のスペースの見栄えをきれいに撮るために写真撮影を丁寧に行ったり、良いレビューをいただくために利用者とコンタクトをとったりと、多くの雑務があるのです。

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ですから、忙しいビジネスパーソンがレンタルスペースの運営をする時は、運営代行会社とうまく付き合っていくことが重要になると私は考えます。

一方で、自力で運営をする場合は、清掃業務やメッセージ業務など一部業務だけを外注したり、お客様対応は出来る限り運営の工数が減るよう仕組み化をしたりする必要などがあります。

レンタルスペース投資はもちろん絶対に儲かる方法ではありません。ただ、こうした新しい稼ぎ方が出てきていることは、近年広がってきているシェアリングエコノミーの考え方や具体的なビジネスが出てきていることが背景にあり、この先も成長する可能性を秘めていると、私は期待しています。

坂口 康司 トータルクリエイツ 代表取締役

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さかぐち こうじ / Koji Sakaguchi

法政大学卒業後、東証一部上場の医療系ベンチャー企業に就職し、新規事業開発に携わる。その後、IT企業に入社し、執行役員として海外向けのメディアや撮影サービスの立ち上げや運営に従事する。その後、独立し、ITや写真撮影、映像制作というクリエイティブ面の強みを活かして、企業の抱える悩みをトータルにサポートするべく、トータルクリエイツを立ち上げる。レンタルスペース業界を中心に活動し、業界トップの200件以上のスペース撮影やコンサルティングを通して、レンタルスペースオーナーの売上増に貢献している。一般社団法人シェアリングエコノミー協会 第三期アンバサダー。

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